日ハム大谷、投手で苦戦も打者で結果残せる理由 「投球と打席は関係ない」
3戦連続ホームラン中、投球の不振が打撃に影響することはない?
投手として不振が続く中、打撃で好成績を残す日本ハムの大谷翔平投手。10日のオリックス戦(東京ドーム)では2回先頭でディクソンから先制6号ソロ。6回10安打4失点で3敗目を喫した8日の西武戦(西武プリンスドーム)から“中1日”で、自身初の3試合連続ホームランをマークした。
ここまで投手では1勝3敗、防御率3.02。投手として思うような成績を残せていない中でも、打者では打率3割9厘、6本塁打、13打点と結果を残している。
大谷にとって、投球の不振が打撃に影響することはないのか。または投球をバットで取り返したい気持ちはあったのか。10日の試合後に明かした。
――投手から中1日でプロ初の3試合連続弾となった。
「投球と打席は全然関係ないので。打撃ではいい打席が続いてますし、無駄な打席が少ない印象。今後も無駄な打席を作らなければ、もっともっといいんじゃないかなと思います」
――投手として思うような成績を残せていない中でバットで結果を出している。
「どちらかの調子がいいから、どっちも良くなるということはないですし、現状、打席はまずまずの状態で進んでいる。投球もあともう少しのところ。(投打)お互いに影響することはないです。『投球がこうだから…』というのは関係はありません」
――ただ、投球をバットで取り返したいというモチベーションになるのでは。
「意図的に切り替えているわけではないですし。特に悪かったから、引きずることはないです。打たれた時は、次に向けて自分のどこが足らないかを考えて練習すればいいだけ。打席は打席で、打てない打席もあれば、打てる打席もある。その中で、より良い打席を続けていければ」
――月曜の休養日をうまく使えているのでは。
「気持ちを切り替えるとかはないですね。もちろん打たれて元気な人はいないと思いますが、そういうメンタルでも特に打席に影響することはないです。反省はしますけど、落ち込んでも仕方ないので。そういう時は『まだまだ課題がある』と取り組んで、次にどうつなげるかを考えればいいだけ。打席で結果を出して、次の投球につなげようという考えもないです」
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count