ロッテ助っ人バルガスに待望の一打 30打席ぶり安打、投げキッスの理由は…
「ミートに心がけて」右翼線へ2点適時打、開幕へ「照準合わせる」
■ロッテ 4-2 ラミゴ(交流試合・15日・ZOZOマリン)
ロッテは15日、ラミゴとの交流試合(ZOZOマリン)を行い、4-2で勝利した。新外国人ケニス・バルガス内野手は「5番・DH」でスタメン出場し、6回1死一、三塁で迎えた第3打席に右翼線へ2点適時打。ここまで練習試合を含め、29打席安打のなかった新助っ人に待望の一打が生まれた。
0-2の6回1死二、三塁でバルガスが打席へ。「先週から、自分の打撃フォームが崩れていた」という新助っ人はこの打席「ミートに心がけて」右翼線へ2点適時打を放った。
「足の上げ方や、手の位置などいろんなことを考えすぎていたし、今までは低めも高めも全部に手を出していた」と、不調の原因を自己分析していたバルガス。「少しゾーンを上げて、打てる球に絞ってスイングしたことが良かった」と、30打席ぶりの安打を喜んだ。
「きっとファンの皆さんも長いこと待っていたと思うので」と、中継カメラに投げキッス。この日も時折、カメラに向かってのパフォーマンスがあったが「ファンの皆さんへ自分の愛を届けようと思った」という、新助っ人から応援してくれているファンへの「愛情表現」だった。
「明日から調子を上げていってほしい」と井口監督も試合後に語っていたが、バルガス本人も「ここまで結果が出ていなかったのは残念なことですが、シーズン始まるまでは準備期間なので、それをうまく使っていきたい。シーズンが始まったら1打席も無駄にできないし結果が求められるので、そこに照準を合わせていきたい」と語る。日本野球への順応を模索しながら結果を出すべく、開幕までに状態を上げていく。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)