苦しんできた主砲中田の一発に日ハム栗山監督「必死になれば時も来る」
中田「これで変わってくれれば」
苦しんできた4番は1球のファールに光明を見た。日本ハムの中田は6-2と勝利した11日のオリックス戦(東京ドーム)の初回に、東明の6球目、146キロ内角直球を5号先制2ラン。本人はどん詰まりで、まさか入るとは思っていなかったというが「その前のファールが、しっかり気持ちよく振れた感があった」と手応えを感じての一発だった。
悩める主砲は、本塁打の前の5球目、外角ストレートが復活の序章だった。
「先制点という意味でもよかった。個人的にも嬉しかった。(自分が貢献できなかった分)翔平とかレアードとか、調子のいい選手が頑張ってくれて、感謝の言葉しかない。結果として1本出て、3回にもヒットが打てた。これで変わってくれれば」
そう振り返る中田に、栗山監督は「本当に嬉しかった。早く出て、バッティング練習する姿は、こちらにも伝わってきている。必死になれば(こういう結果がでる)時も来る」と話した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count