本調子でなくとも…ダルビッシュの投球術に米評価「スライダーと相性良し」
古巣レンジャーズ戦で術後最長5回途中5K4安打1失点
カブスのダルビッシュ有投手が14日(日本時間15日)、本拠地での古巣レンジャーズ戦で先発。昨年9月の右肘クリーニング手術後最長の4回0/3を投げて4安打1失点、4四死球5奪三振と好投した。直球が本調子でないものの、変化球でうまく立て直した右腕について、地元紙「シカゴ・トリビューン」など米複数メディアが高く評価している。
立ち上がりは直球の制球に苦しんだが、スライダーを軸として立ち直った。地元紙「シカゴ・トリビューン」はスライダーを頼りに投球したことに言及し、「スライダーはユウ・ダルビッシュと相性が良い」と伝えている。さらに、右腕も「良い練習になった」と語ったことを紹介している。
MLB公式サイトは「健康なダルビッシュが元チームメートを弄んだ」とのタイトルで古巣を相手に好投した右腕の投球を伝えた。昨季は右腕の度重なる故障に苦しみ、8試合登板、1勝3敗にとどまったが、記事ではスプリングトレーニング序盤のブルペン投球から「健康であることは明らかだった」としている。速球はコンスタントに94~96マイル(約151~154キロ)を計時し、ここ数週間も安定していたという。
ダルビッシュは記事で「シーズン中に今日のような状況が起こり得る。速球にいい感触が得られなかった」と本調子でなかったことを語っている。シーズン中もパワフルな直球に頼らずにスライダーを効果的に使う投球は見られるのか。さまざまな引き出しを持つ32歳右腕の投球に注目だ。
(Full-Count編集部)