往年の名投手が田中将大を称賛 「言葉の壁が存在しない」「最高の人格者の1人」
田中を称賛する往年の名投手 リッチ・ゴセージ
ヤンキースの田中将大投手がヤンキースOBで殿堂入りを果たしている名投手から優れた人格面を激賞された。地元紙ニューヨーク・ポストが「ヤンキース打線は目覚めなければいけない。タナカ一人では勝てない」との特集記事の中で報じている。
田中は22日(日本時間23日)のオリオールズ戦で7回3失点と粘りの投球を見せたが、味方打線の援護がなく、0-8で敗戦。今季2敗目を喫した。記事では「最後に、ジラルティ監督も今季打撃陣が落胆する状況であることを認めた」と力投のエースの足を引っ張る打撃陣を批判している。
今季2敗目を喫したが、11勝で勝利数は両リーグトップ。防御率2・11はアスレチックスのスコット・カズミアー投手の2・08に次いでリーグ2位となったが、今回のオリオールズ戦を含め今季全15試合でクオリティ・スタート(QS=6回以上を投げ、自責3以内)を継続している。
マウンド上で輝きを放つ田中だが、その人格面も称える声が上がっている。田中を称賛したのは、オリオールズ戦の前に行われたヤンキースOB戦「オールドタイマーズ・デー」に出場した往年の名投手、リッチ・ゴセージ氏だ。
「スプリングキャンプの時に気付いたことがあるのだけれど、その時からこの男には言葉の壁というものは存在しなかったね。私が今まで会った人間の中でも最高の人格者の1人だよ。彼はすごく楽天的な人間で、それでいて新鮮なんだ。そういう無垢な感じの人間にはなかなか出会えないものだよ」