楽天・茂木がパ新人一番乗りのプロ初アーチ 「プロ野球選手」の実感も沸く
値千金の逆転3ラン
楽天の茂木栄五郎内野手が11日、プロ初本塁打を放った。
1点を先制された直後の2回、2死一、二塁で右翼ポールギリギリに飛び込む逆転3ラン。「初ホームランというより、取られた後に取り返せて良かった」とはにかんだ。
カウント2-2からのチェンジアップにフルスイング。「追い込まれる前に決めたかったが、チェンジアップが甘くなってくれた。切れないでくれと思って走っていました」と振り返った。
開幕からスタメンに名を連ね、163打席目でのプロ初アーチ。パ・リーグの新人では一番乗りの本塁打となった。
お立ち台では声を詰まらせる場面があったが、大勢のファンを前に「プロ野球選手になったんだな」という実感がこみ上げてきたという。初めての経験を積み重ね、プロ野球選手として成長を続ける茂木。「振り切れる打席を増やしていきたい」と、これからもフルスイングを続ける。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi