広島大瀬良、6回2失点 初の開幕投手へ「前回の登板よりも上がってきている」

広島・大瀬良大地【写真:荒川祐史】
広島・大瀬良大地【写真:荒川祐史】

フォーム改良中「上半身と下半身の連動性が今ひとつで、強さのないボールになっていた」

■オリックス 5-3 広島(オープン戦・16日・マツダスタジアム)

 広島の大瀬良大地投手が16日、オリックスとのオープン戦に先発し、6回2失点と好投した。オープン戦4試合目の登板となった右腕は4安打4奪三振2与四死球。失点は3回にルーキー頓宮に打たれた2ランの2点のみに抑えた。

 立ち上がりから味方のミスもあり満塁のピンチを作るなど、4回までは毎回走者を許した。投球数も4回を終了した時点で80球まで達したが、「序盤に球数がかさんだのは想定内。ランナーを出しても得点されなければいいという気持ちで投げた」と納得の表情だった。

 新人王以来となるタイトルを獲得した前年、飛躍のきっかけとなった二段モーションの投球フォームから、さらにフォームを改良中という大瀬良。「上半身と下半身の連動性が今ひとつで、強さのないボールになっていた」と、足の上げ方や軸足などを意識し、見た目からも変化が感じられるフォームとなっている。

 投球フォームの修正については「昨年もシーズン中にいろいろ変えていた。その時点で、いかに自分のいいところを拾っていけるかということでやっているので、今年もシーズンにもあるかも」と、決まった形に固執する様子はない。開幕投手が濃厚と言われる右腕は「前回の登板よりも上がってきているし、開幕の時に100パーセントになるようにやっていきたい」と、自身初の大役に意気込みを見せていた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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