レンジャーズが主力選手の放出を検討!? 地元紙がダルビッシュ有をトレード候補の1人に
来季以降の立て直しに向け、有望な若手選手の獲得を画策
レンジャーズのダルビッシュ有投手が地元メディアにトレード候補の1人として名前を挙げられ、話題となっている。報じているのはダラス・モーニング・ニュース電子版だ。チームのプレーオフ進出が絶望的な状況となってきているため、来季以降の立て直しに向けて主力選手を放出し、他球団から有望な若手を獲得する可能性があることを示唆。リストの中に絶対的エースの名前も含まれている。
原稿を執筆したのはレンジャーズ担当のエバン・グラント記者。「レンジャーズが“コアタイプ”の選手のトレードを探る エルビス・アンドラス、エイドリアン・ベルトレ、ダルビッシュ有らの相場は?」とのタイトルが付けられた記事の内容は実に衝撃的だ。
レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは、1週間前の時点で選手の「ファイヤーセール(投げ売り)」はしない方針を明かしていたという。ただ、それはプレーオフ進出の望みを捨てていなかったからこその発言だ。レンジャーズは24日のタイガース戦に完敗して6連敗。いいところがなく、ア・リーグ西地区首位のアスレチックスとは11・5ゲーム差の4位、2チームが進出できるワイルドカード争いでも6ゲーム差と苦しい状況に陥っている。
記事では「多くのことがこの1週間で変わった」として「分岐点のサインが出始めている」と言及している。
レンジャーズはタイガース戦から20連戦が始まっており、厳しい日程で前半戦を終える。さらに、オールスターブレイクのあとはブルージェイズ、ヤンキース、アスレチックスと、ワイルドカード争いのライバル相手の13連戦が控えている。そして、13連戦の翌日がトレードのデッドラインとなる7月31日。そこまでに方向性が見えていれば、一気に動き始めるかもしれない。