川崎宗則がイチローとの“師弟対決”でファインプレー 「何てプレーだ!」

地元テレビ局の実況も絶叫した川崎のプレー

 ブルージェイズの川崎宗則内野手が25日(日本時間26日)のヤンキース戦で尊敬するイチロー外野手を華麗な守備で仕留めた。3回表2死に打席に入ったイチローは初球の外角の速球をフルスイング。マウンドでバウンドした打球はセンター前に抜けるかに見えたが、川崎が素早いステップワークでグラブを伸ばして、捕球と同時に華麗なジャンピングスローで一塁に送球。快足で鳴らすイチローに安打を許さなかった。

 白熱する師弟対決に、地元テレビの実況席でも「カワサキが素早い動きで刺した。何てプレーだ! 素晴らしい守備でこの回を抜け出せた!」と絶叫したほどで、ブルージェイズの本拠地のファンも拍手喝采を送っていた。球団の公式サイトでも「カワサキがアクロバティックなスローでイニングを終わらせる」というタイトルで動画を紹介するほどのファインプレーだった。

 イチローと川崎の師弟関係は有名だが、マイナー生活から這い上がった男は卓越した守備力で師匠に成長した姿を見せつけた。川崎はバットでも結果を出し、ヤンキース先発の黒田博樹投手から2回に内野安打を放つなど、この日3打数2安打1四球1得点。ハッスルプレーでア・リーグ東地区の首位のチームを盛り上げている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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