岩隈久志、2勝目ならず 6回まで1失点も…7回に逆転許し4失点、無念の降板
6回1/3を9安打2奪三振1四球、後続も打たれて失点は「4」に
今季2勝目を目指したマリナーズ岩隈久志投手は14日(日本時間15日)、本拠地で行われたエンゼルス戦に先発し、勝ち越しを許した7回途中に降板した。6回1/3を投げて9安打2奪三振1四球で4失点(自責4)。防御率は4.38となった。
初回に先頭から2連打され、いきなりピンチを迎えた岩隈だが、3番トラウトを三ゴロ併殺、4番プホルスをライトフライに打ち取って難を逃れた。その後は高低をうまく使った投球で球数少なくテンポいい投球を披露。味方が2点先制に成功した後の3回、4回は3者凡退とした。
わずか47球でマウンドに戻った5回は、1死後に与えた四球から2死一、三塁とするが、最後はエスコバルを低めツーシームで二塁ゴロとし、無失点に抑えた。
流れが変わったのは6回。2死一塁から6番ナバに内角フォーシームを右翼線二塁打とされ、1点に詰め寄られた。続く7回には、先頭ジアボテラに初球内角スプリットを左翼席に運ばれて同点に。さらに、右翼線二塁打と送りバントで1死三塁としたところで、エスコバルの左翼前安打で1点を勝ち越され、93球で降板した。
2番手ペラルタが2ランを浴びたため、岩隈の残した走者が生還して失点は「4」に。今季、調子に乗りきれない右腕は踏ん張りきれず、2勝目を逃した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count