ロッテ、デスパイネがサヨナラ打　連日の乱戦制し「諦めない気持ちが大事」

守護神・松井裕を打ち連日のサヨナラ勝ち、「2日間長い試合だった」

「デスパ」と本人が叫べばスタンドから「イーネ」の合唱。お決まりのお立ち台だが、QVCマリンのロッテファンから、2日連続のデスマッチに決着をつけてくれたロッテの4番デスパイネへ、感謝の思いがいっぱいにこめられていた。

　15日の楽天戦。延長11回1死一、三塁で、デスパイネが守護神・松井裕のチェンジアップをとらえて三遊間を破り、二塁ベース付近でナインから盛大にペットボトルの祝福シャワーを浴びた。

　4点を追う6回に細谷の代打逆転満塁アーチなどで7得点。そのまま終わるはずだったが、12球団トップクラスの中継ぎ陣が、試合を面白くしてしまった。

　伊東監督は2日連続のサヨナラ劇、それも同じく守護神・松井裕を打ち崩しての連勝にも「昨日と一緒。試合になってない」とおかんむりだったが、デスパイネはサヨナラ打に笑顔をはじけさせた。

「今日の勝ちは本当に嬉しい。基本的にストレート待ちだが、チェンジアップが高めに浮いてくれて対応できた。キューバでは2日連続のサヨナラも勿論あったし、やられたこともある。2日間長い試合だったが、（とにかく勝負を）諦めない気持ちが大事」

　ナインの結束が生んだ逆転劇。主砲はチームの底力を信じる気持ちをあふれさせた。
　
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フルカウント編集部●文　text by Full-Count