二盗成功の巨人立岡に…MLB盗塁王が“課題”指摘「走ってくるのはわかってた」

マリナーズのディー・ゴードン【写真:Getty Images】
マリナーズのディー・ゴードン【写真:Getty Images】

メジャーで3度の盗塁王に輝いているゴードンが“助言”「忘れないでほしい」

 イチロー外野手が所属するマリナーズは17、18日の「2019 MGM MLB 開幕戦 プレシーズンゲーム」で巨人と対決。2連勝を飾り、日本のファンにメジャーの底力を示したが、一方で巨人の選手も成長の糧を手にした。巨人の立岡宗一郎外野手が、メジャーで3度の盗塁王に輝いたマリナーズのディー・ゴードン内野手から盗塁の極意を伝授される場面を収めた動画が、話題になっている。

 立岡はマリナーズとの初戦の6回無死一塁の場面で代走として登場。右腕ギアソンの初球に余裕の盗塁を決め、その後、岡本のタイムリーで生還していた。

 MLB普及・育成組織「playball」の公式ツイッターでは「ゴードンがジャイアンツの盗塁男にアドバイス」というメッセージとともに、18日の試合前、メジャー屈指のスピードスターとして知られているゴードンと立岡が交流している様子を収めた動画を紹介した。

「昨日盗塁した背番号39番です」と通訳に立岡を紹介されたゴードンは「イエス、すごくいいスタートでしたね」と笑顔。スライディングの必要すらなかったロケットスケートを高く評価していた。そして、二塁手として気づいた立岡の“課題”を指摘。「でも、彼が走ってくるのはわかっていた。(盗塁の)準備をしている時に、右足がこうなっていた、と伝えてほしい」。スタートの瞬間、立岡の右足が細かく足踏みをしていた癖を見逃さず、修正を促した。

「僕は(細かく動く)足を見ていたんだよ。だから、忘れないでほしい。常に冷静でいることを。どんな時でも同じでいないといけないんだ」

 マーリンズ時代からイチローの隣のロッカーで“イズム”を吸収してきた愛弟子は、2015年に首位打者と盗塁王のダブル受賞を果たした実力者。メジャー通算308盗塁を記録しているゴードンの教えに、立岡も深く頷いていた。

 バットの交換とともに握手を済ませた2人。飛躍が期待される立岡にとっても貴重な時間となった。

【動画】イチロー愛弟子、ゴードンが巨人立岡の盗塁スタートを絶賛も“課題”を指摘

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