ダルビッシュ、5回途中で緊急降板 OP戦4度目登板も、右手薬指にマメ?
術後最長となる4回2/3を投げて5安打2失点
カブスのダルビッシュ有投手は19日(日本時間20日)、スプリングトレーニング地のアリゾナ州メサで行われたマリナーズのマイナーチームとのオープン戦に先発し、5回途中に緊急降板した。オープン戦4度目の登板となったこの日、術後最長となる5回2死で異変を訴えて降板した。
右肘手術からの復活を目指す右腕は初回、先頭のポロに遊撃への内野安打を許したが、続くネグロンの初球にポロが盗塁失敗。ネグロンにも四球を与えたが、フレイリーを空振り三振、ルイスを右中間へのフライに切って、初回は無失点に切り抜けた。
続く2回は先頭のロペスを遊ゴロに切ったが、続くノラに中前安打を許すと、捕逸で走者が一気に三塁まで進み、次打者の右前適時打で失点。後続は2者連続三振。3回先頭のポロからも空振り三振を奪って3者連続三振とすると、この回は3者凡退に抑えた。
4回は先頭のルイスに二塁打を浴びると、二ゴロの間に走者は三塁へ。ノラの犠飛で、この日2点目を失った。5回もマウンドに上がったダルビッシュだったが、この回、アクシデントが発生。1死からミラーに二塁打を浴び、2死からネグロンには四球。続くフレイリーに4球目を投じた直後に、急遽、ダルビッシュが捕手を呼び、監督、コーチ、トレーナーもマウンドに向かうと、そのまま降板となった。
何らかの異変があったようで、MLB公式サイトのカブス担当ジョーダン・バスティアン記者は自身のツイッターで、右手薬指のマメができたためと速報した。クラブハウスへと戻る右腕の表情には笑顔もあった。この日のダルビッシュは術後最長となる4回2/3を投げて5安打2失点、6奪三振だった。試合は6-4でカブスが勝利し、ダルビッシュはオープン戦2勝目を手にした