ロッテ新助っ人左腕ブランドン、開幕ローテ当確「対策を練って準備したい」
西武戦で4回5安打2失点と粘投 井口監督「ローテーションでいけると思います」
■西武 3-1 ロッテ(オープン戦・20日・メットライフ)
今季7年ぶりに日本球界に復帰したロッテの新外国人ブランドン・マン投手が20日、開幕ローテーション入りに当確ランプを灯した。西武とのオープン戦(メットライフドーム)で初登板し、4回70球5安打2失点と粘投。井口監督は「ランナーは出していましたけど、要所ではしっかり押さえてくれていた。三振も取れていましたし、ローテーションで行けると思います」と期待を口にした。
毎回安打を許す苦しい投球となったが、初回1死一、二塁のピンチを切り抜けるなど粘りの投球が光った。最速149キロ直球を軸に4回5奪三振1四球、5安打2失点。2回2死で浴びた木村の同点弾について「カットボールだったんですが、ちょっと置きに行ってしまったというか、スーッと入っちゃったかな。今思えばもったいなかった」と反省。投球については「どれが良かったっていうのはなかなか難しい投球でしたが、ストレートは良かったんじゃないかな。チェンジアップも自分としては良かったと感じています」と2回の中村と3回の山川から三振を奪った変化球への手応えを口にした。
ロッテの先発候補は開幕投手の石川を始め、ボルシンガー、3戦目は有吉が有力。開幕2カード目初戦登板予定の涌井は確定的となっている。新助っ人左腕は開幕5戦目、4月3日の西武戦(メットライフドーム)が有力視される。「今回はベストピッチングではなかったかもしれませんが、西武を相手に4回(を投げた)。相手打線を知るという点で、学んだこともあるので良かった。各打者の傾向と、その対策を練って準備したい」。再び相見えるその時に向けて、移籍後初登板へ2週間調整を進めていく。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)