前田健太、最短4回4失点KOで3敗目 自らタイムリーも3回に突如乱れる
遠い4勝目、強力打線に4回5安打5奪三振2四球4失点
ドジャースの前田健太投手が16日(日本時間17日)、本拠地での交流戦エンゼルス戦に先発し、今季最短4回KOで3敗目(3勝)を喫した。4回を投げて5安打5奪三振2四球4失点(自責4)。防御率は2.87となった。6-7で競り負けたチームは2連敗となった。
自ら放った適時打も不意にしてしまった。立ち上がりは速球系のボールとスライダーを上手く使って、1番エスコバルから6者連続凡退に斬った。これまで5月に入ってから2試合は白星なしの1敗で、防御率は4.91。最近影を潜めていた自慢の制球力が戻ったかのように見えた。
2回の裏に味方打線がつながり、1点を先制してなおも2死一、二塁の好機で打席に立った前田がエンゼルス先発シューメーカーからレフト前に適時打。メジャー初本塁打を放った4月6日パドレス戦以来となる安打と打点を記録した。
投打のかみ合った試合運びになるかと思いきや、3回にマウンドに戻った前田は突如乱調となる。1死二塁から9番ペティートにツーシームをレフト前適時打とされて1失点。左前打と四球で1死満塁の大ピンチとなったところで、打席に立った3番トラウトに初球外角カーブを左翼へ弾き返され、逆転されてしまう。
ここでハニーカット投手コーチがマウンドへ向かい、指示を出したが、続く4番プホルスにもセンター前に安打され、この間に1失点。この回に合計4失点を喫し、形勢を逆転された。
4回は1死から四球を出すも、後続2人を空振り三振に斬って無失点。だが、4回裏の攻撃で代打を出され、わずか73球で降板となった。
チームは8回に1点差まで追い上げたが、惜しくも敗戦。同じ南カリフォルニアを拠点とするエンゼルスとのフリーウェイ・シリーズは黒星スタートとなった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count