エンゼルス、トラウトとの“生涯契約”を発表 12年472億円「ずっとここにいたい」
米プロスポーツ史上最高総額で契約延長、「勝利に対する決意」も明かす
エンゼルスは20日(日本時間21日)、マイク・トラウト外野手との12年契約に合意したと正式に発表した。米メディアによると、総額は米プロスポーツ史上最高の4億2650万ドル(約471億7500万円)。トラウトは「ずっとこの場所にいたい」と声明を発表した。
トラウトはエンゼルスと2020年まで2年総額6650万ドル(約74億1500万円)の契約を残しており、これに10年総額3億6000万ドル(約399億円)が上乗せされた形。ブライス・ハーパー外野手がフィリーズと結んだ13年総額3億3000万ドル(約376億5000万円)を上回り、米プロスポーツ史上最高総額を更新した。契約には全球団へのトレード拒否権が含まれている一方、契約を破棄してFAになれる「オプトアウト」の権利はついていない。契約最終年の2030年はトラウトが39歳になるシーズンで、エンゼルスと事実上の“生涯契約”を結んだことになる。
地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」でエンゼルス番を務めるマリア・トーレス記者は、トラウトが発表した声明をツイッターで紹介。メジャーNO1プレーヤーは「はじめからからずっと、私はこの場所にいたいと思っていました。エンゼルとしてプレーした時間を楽しんでいましたし、チームや同僚たち、そしてファンたちを今後も代表することを楽しみにしています。アート・モレノ、キャロル・モレノが力を尽くしてくれたことに感謝しています。彼らのリーダーシップ、そして勝利に対する決意が、私の決断における重要な役割を果たしました。同僚たち、コーチ陣、ジョン・カーピーノ、ビリー・エプラー、強化編成部のスタッフ、フロントオフィス、そしてファンの皆さんのサポートに感謝しています。私だけでなく、私の家族にとっても計り知れない影響を与えてくれました」とコメントしている。
(Full-Count編集部)