今季最多の5失点で2敗目を喫した松坂大輔に地元紙は「最も活気のない先発試合」
松坂「ダーノーに謝らなければならない」
メッツの松坂大輔投手が26日(日本時間27日)のパイレーツ戦に先発し、6回5失点と苦しんだ。チームも2-5で敗れて今季2敗目。地元紙「ニューズデイ」は「ダイスケ マツザカが制球を欠き、メッツはパイレーツに敗れる」と大見出しで特集するなど、低評価を受けている。
同紙が「パイレーツ戦の2-5負けの重大な正念場」と着目したのは1-2とリードされて迎えた5回裏1アウト2、3塁の場面だ。打席に立ったのはルーキーのグレゴリー・ポランコ外野手。フルカウントでトラビス・ダーノー捕手はチェンジアップを要求したが、松坂はこれに首を横に振ったという。そして、自ら選択したスライダーをポランコに痛打され、123・7メートルの3ランホームランを浴びてしまった。
松坂は同紙に通訳を介して「大きなミスになってしまった。(ダーノーに)謝らなければいけない」と判断ミスを後悔するコメントを残している。また、「三振を狙ったが、最悪の結果に終わってしまった」とも反省していた。
テリー・コリンズ監督は「彼は(ポランコを)仕留めるチャンスにかけたが、ボールが落ちなかった」と致命傷となった3失点の場面を振り返った。
現在故障リストに入っているディロン・ジー投手の代役として、先発ローテーションの一角に入っている松坂はこの日5安打、4奪三振、4四球。96球を投げ、ボールは41球。制球が定まらず、今季最多の5失点を喫した。「最も活気のない先発試合となった」と厳しく批評されている。
ESPNも「マツザカがダーノーに首を振ったことを嘆く」と大見出しでこの一発の場面を特集していた。松坂はこれで3勝2敗1セーブ。防御率は3・23となっている。チームも2連敗となった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count