イチロー同僚、ボンズのバットで16戦連続安打を記録 「名前の効果」!?
バットに「オズナという名前が刻まれていたら、彼は同じように打つかな?」
17日(日本時間18日)のフィリーズ戦で連続安打試合が「16」でストップしてしまったマーリンズのマルセル・オズナ外野手。地元紙「マイアミ・ヘラルド」電子版では、イチローの同僚の記録を支えた意外なアイテムの存在を紹介している。
連続安打が始まった4月30日、オズナはある人物からバットを借りた。それは現在マーリンズで打撃コーチを務めるバリー・ボンズ氏だった。ボンズ打撃コーチと言えば、メジャー史上最多762本塁打を放った伝説の打者。今季からマーリンズの打撃コーチに就任したが、現役時代に使ったバットを今でも持ち歩いているといい、オズナは「あのバットはすごくいい感じで振れるんだ」と満足げに話したという。
ただ、記事によれば、1つだけ問題が…。オズナがバットを折る回数が多いため、ボンズ打撃コーチは現役でもないのにバットの追加注文をしなければならなかったとか。先週末行われたナショナルズ3連戦だけでも2本折っているそうだ。
バットの効果について聞かれたマッティングリー監督は、オズナの好調はバットにボンズという名前が刻まれているからではないか、と仮説を立てたそう。さらに、「バリーに聞いたんだ。ボンズという名前じゃなくて、オズナという名前が刻まれていたら、彼は同じように打つかな?って。まったく同じバットに、ただ違う名前が刻まれていたら? 多分、名前の効果はありそうだね」と話していたという。
キャンプ中の打撃練習では、スタントンやイエリッチといった現役クリーンアップを負かすほどの破壊力を見せたというボンズ打撃コーチ。いろいろな効果をチームに与えているようだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count