イチロー、引退に「後悔ない」 決断は「キャンプ終盤」、理由は「結果出せなかった」
試合後に記者会見、“イチロー節”も「こんなにいるの? びっくりするわぁ」
マリナーズのイチロー外野手が21日、現役引退を表明した。東京ドームで行われた「2019 MGM MLB日本開幕戦」第2戦の試合後に記者会見で「現役生活に終止符を打ち、引退することとなりました」と明かし、「後悔などあろうはずがありません」と話した。
冒頭で「こんなにいるの? びっくりするわぁ。そうですか。この遅い時間にお集まりいただいて、ありがとうございます」と話すなど、“イチロー節”でスタートした記者会見。「今日のゲームを最後に日本で9年、アメリカで19年目に突入したところだったんですけども、現役生活に終止符を打ち、引退することとなりました」と明言した。
引退を決断した時期と理由については「タイミングはキャンプ終盤ですね。日本に戻ってくる何日前ですかねぇ。何日前とはっきりお伝えできないんですけど、終盤に入ったときです。もともと、日本でプレーする、今回の東京ドームでプレーすることまでが契約上の予定でもあったということもあったんですけども、キャンプ終盤でも結果が出せずにそれを覆すことができなかったということですね」と説明。さらに、後悔がないかと聞かれると「今日のあの球場での出来事、あんなものを見せられたら、後悔などあろうはずがありません」と日本のファンに感謝した。
イチローはオリックスでの9シーズンで通算951試合に出場し、3619打数1278安打の打率.353、118本塁打、529打点、199盗塁をマーク。2001年からはマリナーズに移籍し、この日も含めてメジャー通算2653試合出場で9931打数3089安打の打率.311、117本塁打、780打点、509盗塁。キャリア通算4367安打は“世界記録”となっている。
(Full-Count編集部)