西武が11カードぶり勝ち越し 高橋光が初白星、田辺監督「一生懸命だもの」

ロッテ相手に迫力満点の好投、「こうやって勝っていけば、まだ上を目指せる」

 2位ロッテを相手に、西武・高橋光成投手が迫力満点の投球。今季初白星はチームに11カードぶりの勝ち越しをもたらした。4月8~10日のロッテ3連戦で2勝1敗として以来で、お立ち台の高橋は「こうやって勝っていけば、まだ上を目指せる」と最下位からの逆襲を宣言した。

 初回1死一、三塁でデスパイネを、2回無死一塁でナバーロをいずれも速球で併殺に打ち取った。3回には1死から根元を152キロの速球で空振り三振と、鬼気迫る投球。4回、先頭の角中に左翼線二塁打を打たれると、ナバーロには外角高め146キロの速球を中前に運ばれ1点を失ったが、味方が5、6回に1点ずつを奪って逆転した。

 田辺監督は「元々、腕を振るからスピードも150キロ出る。一生懸命だもの。刺激になるでしょう」。カード初戦は石川に抑えられたが、前夜は菊池からの完封リレーで競り勝ち、この日は高橋の6回6安打1失点の好投で勝ち越しを決めた。

「牧田を温存して準備させたのがうまくいった。相性的に悪くないし、プラスに考えている。接戦ではあったが、勝ちは勝ち」。久しぶりに指揮官の言葉が弾んでいた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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