8回10K無失点で8勝目のダルビッシュをレンジャーズ監督も絶賛 「彼は再びユウ・ダルビッシュに戻った」

通算25度目となる二ケタ奪三振、ホームでは20イニング連続無失点

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)が3試合ぶりに勝利を収めた。28日(日本時間29日)のツインズ戦で8回を4安打10奪三振1四球無失点に抑える快投で、今季8勝目(4敗)をマーク。5-0でツインズを下したチームは待望の連勝を飾ることができた。

 地元紙ダラス・モーニング・ニュース電子版では、ダルビッシュがこの日フォームを微調整して登板したことが功を奏した、としている。捕手を務めたヒメネスによれば「ボールをしっかり押し出すようにリリースできた」とのこと。この改善によりキレが増したカットボールを中心に「しっかり制球し、ストライクゾーンを攻めることができた」と話している。

 この日は今季最多43球のカットボールを投げたが、ここまでカットボールの数が多かったのは、昨季開幕戦アストロズ戦で準完全試合を演じた時以来だそうだ。

 球団公式HPでは、この日マークした二ケタ奪三振が今季5度目、通算25度目であることを紹介。レンジャーズ史上、ダルビッシュを上回る二けた奪三振試合数を誇るのは、殿堂入り投手ノーラン・ライアン(34回)だけだという。また、本拠地グローブライフパークでは、20イング連続無失点記録を続けている。

 最近2試合は失点が続き、勝利を記録できなかったダルビッシュだが、無事復活した姿を披露。防御率は2・42となった。ワシントン監督は「彼は再びユウ・ダルビッシュに戻ったようだ。ダルビッシュのようないい投手でもつまづくことはある。復活する姿を見られてよかった」と話した。

 次回は7月3日オリオールズ戦での登板が予定されている。元同僚で今季絶好調のクルーズとの対戦が見どころだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY