イチローが残した名言、珍言 NYメディアが特集「これからも引き続き名言を」
21日のアスレチックス戦後の引退会見でも数々の名言を残したイチロー
21日に行われたアスレチックス戦後に現役引退を表明したマリナーズのイチロー外野手。深夜にも関わらず85分間にわたって行われた引退会見は、ウィットに富み、ユーモアも交えたイチローらしい会見となった。
「何かおかしなこと言ってます、僕?」「長い質問に対して大変失礼なんですが、ないですね」「お腹減ってきちゃった」などなど、会見の場でも数多くの名言?を残したイチロー。NYのテレビ局「SNY」では現役時代にイチローが残した数多くの名言、珍言に改めてスポットをあて「イチローが残した名言」として紹介した。その中でも主だったものが以下の3つだ。
〇『誰、トム・ブレイディって?』
2017年のスプリングトレーニング中に、携帯から見知らぬ番号から、ストレッチについて学びたいとするメッセージが届いた。ヤンキース時代の同僚アレックス・ロドリゲスから番号を聞いたという人物が、NFLペイトリオッツのスターQBのトム・ブレイディ。アメリカでは誰もが知るスターだが、イチローはその存在を知らず、思わず「誰、トム・ブレイディって?」。
〇『ペットショップで売れ残った大きな犬みたい』
2017年オフ、マーリンズからFAとなっていたイチローが、毎年オフの恒例となった「第22回イチロー杯争奪学童軟式野球」の閉会式に出席し、その席で去就の決まらない自身の状況を例えた表現が「ペットショップで売れ残った大きな犬みたい」だった。この発言はアメリカでも大きく取り上げられることとなった。
〇(引退したら)ただ死ぬだけだと思う
2017年3月に地元紙「マイアミ・ヘラルド」がイチローの現役続行の思いを伝えた時の言葉。年間を通じてほとんど休みを取らないスタイルを続けてきたことを伝え「引退する時がきたら、死ぬだけだ」とするコメントを伝えている。
この代表的な3つ以外にも紹介されている数々のイチローの名言。日本で9年間、アメリカで19年間、計28年間の現役生活に終止符を打ったイチロー。今後の進路等についてはまだ未定のままだが、「SNY」は「引き続き名言を残していってくれ」と、引退後の“活躍”を期待していた。
(Full-Count編集部)