阪神ドラ1高山がプロ初サヨナラ打 監督からは「がっつくな」のアドバイス
指揮官はルーキー2選手の活躍称える
試合を決めたのは阪神のルーキーの一振りだった。21日の広島戦(甲子園)。同点で迎えた9回1死満塁。ドラフト1位・高山俊が中崎から右前へプロ入り初のサヨナラ打を放ち、ナインからは歓喜のシャワーを浴びた。
4-3の勝利後、本拠地のお立ち台に上がった高山は「よくわからないですけど、嬉しいです。負担ばっかりかけているので、明日からはもっと打ちたい。1日1日を必死に野球をやってるので、明日からも一生懸命やりたい」と口にし、今季最多の4万6772人の大歓声に応えた。
心と体の準備は出来ていた。9回1死三塁。広島ベンチは福留、ゴメスを敬遠し満塁策を選択。「コーチ陣から『敬遠敬遠で高山あるぞ』と言われて準備はしていました。監督には『がっつくな』と言われたので、ストライクゾーンだけを絞っていこうと思って打席に入った」。首脳陣からの言葉を冷静に受け止め、打席では最高の結果で答えを出した。
高山は同期の板山と共に3安打の猛打賞をマーク。打線を引っ張ったルーキーたちに金本監督も「打つ方では板山が3安打と良いところで打ってくれたり、最後は高山でね。ルーキー2人の活躍でしたね」と称えた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count