鷹の5年目捕手・栗原が“4番”でマルチ安打 急遽出場も「結果出せて良かった」

ソフトバンク・栗原陵矢【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・栗原陵矢【写真:藤浦一都】

死球で退いたデスパイネの代走として1回から途中出場

■ソフトバンク 5-2 広島(オープン戦・23日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの栗原陵矢捕手が23日、広島とのオープン戦で“4番”として2安打を放った。初回に死球を受けたデスパイネの代走として途中出場すると、4打数2安打とマルチ安打を記録した。

 出番は突然やってきた。初回、デスパイネが左膝上部に死球を受けてベンチに下がり、栗原が代走として起用された。そのまま4番・DHに入ると、5回と8回に中前へクリーンヒット。“4番打者”としてマルチ安打を記録した。

「それ(4番)はおまけですから」としながらも「結果を出せてよかったです」と試合後の栗原。センター方向への意識については「追い込まれてからはそういう意識もありましたが、基本的にはしっかり強く振ることを意識して打席に入りました」と、振り返った。

 8回からはマスクを被り、加治屋蓮投手、森唯斗投手をリード。前日22日はタマスタ筑後でデーゲームで行われたウエスタンリーグ阪神戦でマスクを被り、その後、1軍のナイターに合流するハードスケジュールだった。この日はデーゲーム。疲れはあっても思いがけない出場機会を得て結果を残せたことは大きい。これでオープン戦は10打数4安打。打席に入る機会は少ないとはいえ、自慢の打撃でアピールし続けている。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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