田中将大、2度満塁のピンチ招くも7回1失点の力投 2勝目の権利持って降板
4点リードの状況で降板
今季2勝目を目指すヤンキース田中将大投手が、21日(日本時間22日)、敵地でのアスレチックス戦に先発し、7回を投げて5安打1失点(自責1)、4点のリードで勝利投手の権利を持ったまま降板した。
序盤は速球の制球が安定しなかったが、要所でスプリットやスライダーを効かせてアウトを重ねた。3回は1死から打ち取った当たりを一塁テシェイラが弾いて内野安打に。ここから中前ヒット、二塁内野安打と続き、1死満塁のピンチを迎えるが、続く3番バレンシアを見逃し三振、4番デービスを三塁ゴロとし、無失点で切り抜けた。
味方が4点を先制してくれた直後の4回は、わずか11球で3者凡退。5回には2四球と安打で再び1死満塁とし、3番バレンシアのセンターへの犠牲フライで1失点するが、最小限でダメージを食い止めた。
自らも好守備を披露した6回は6球で3者凡退、7回も7球で3者凡退と、回を追う毎に調子は上向きに。速球もたびたび時速93マイル(約150キロ)を計時した。
今季はここまで中4日での登板が防御率5.68なのに対し、中5日では1.66と好調だ。前回の15日ホワイトソックス戦から中5日空いたこの日も好投したため、試合中継でもヤンキースの実況アナが「中5日効果」について何度も言及していた。
7回を投げて5安打4奪三振2四球1失点(自責1)で防御率は3.24となった。92球を投げてストライクは64球だった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count