ダルビッシュ、マイナー戦で好投 開幕へ、地元メディアに「準備はできてる」
今季初登板は開幕カードの敵地レンジャーズ戦が濃厚
カブスのダルビッシュ有投手が24日(日本時間25日)にマイナーリーグの試合に登板し、4回2/3を1被弾を含む4安打2失点という内容だったと米メディアが伝えた。試合後に英語で取材対応する動画も公開されており、「準備はできている」と力強く語っている。
MLB公式サイトでカブス番を務めるジョーダン・バスティアン記者のツイッターによると、ダルビッシュは初回の初球でいきなり本塁打を浴びたという。それでも、5回途中まで投げて8三振を奪い、四球はゼロ。1死球はあったものの、開幕へ向けて感触は上々のようだ。
バスティアン記者はツイッターで、ダルビッシュが試合後に米メディアに取材対応する様子の動画を公開。19日(同20日)のマリナーズ戦では、右手薬指のマメが破れたため5回途中に途中降板した右腕は、この日は患部にテープを巻いて投げていたといい、「医療スタッフは僕にテープを取ってほしくなかったようなので、試合終了までずっと着けていた」と明かしている。
そのため、コントロールについて「少し違和感があった。汗をかいたときとかね。どういったらいいんだろう、『不安定』とでも言っておこうかな」と振り返りつつ、「だけどスライダーもカッターも今日は良かった」と手応えを示している。
今季初登板は、敵地でレンジャーズと対戦する28日(同29日)からの開幕カードになることが濃厚。古巣のマウンドに上がれば、盛り上がることは確実だ。開幕2戦目になるのかと聞かれたダルビッシュは「準備はできている。(いつ投げるかは)分からない。第6戦かもしれない」と冗談交じり話し、笑いを誘った。復活のシーズンがいよいよ始まる。