ダルビッシュ29日メジャー復帰へ 米紙も注目「合流準備が整ったと発言」

5度目リハビリ登板で最速154キロ&6回無失点

 右肘靱帯再建手術からの復帰を目指すレンジャーズのダルビッシュ有投手が、22日(日本時間23日)に傘下2Aで5度目のリハビリ登板を行い、メジャー復帰に向けて「大丈夫だと思います」と話した。地元紙「フォートワース・スターテレグラム」電子版では「ダルビッシュがレンジャーズ先発ローテに合流準備が整ったと発言」との見出しで、28日(同29日)パイレーツ戦で予定されるメジャー復帰に言及した。

 傘下2Aフリスコで行われたサンアントニオ戦に先発したダルビッシュは、6回を3安打6奪三振1四球で無失点に抑えてみせた。試合後の囲み会見で「思ったよりも暑くて、その分疲れが前回よりも早く出たかなと思います」とコメントしているが、球団公式サイトによれば、この日の球速は最速で96マイル(約154キロ)を計時し、序盤は何度も95マイル(約153キロ)にまで達していたという。この日の目標は「球数をしっかり投げてクリアすること」と語り、予定されていた90球に迫る87球を投げたことに満足の様子だった。

 これまで行った5度のリハビリ登板では、合わせて20イニングを投げて、9安打21奪三振6四球で4失点(自責2)。順調ならば、28日パイレーツ戦でメジャー復帰予定と、複数の米メディアは報じている。

 球団公式サイトでは「ダルビッシュが戻れば、コール・ハメルズとの1-2パンチができる」と期待を高めたが、ダルビッシュ自身は、もし次戦がメジャー復帰戦となった場合でも「自分にあまりプレッシャーを掛けすぎたくないので、次回メジャーで投げることになっても、リハビリ登板と同じように投げたいと思う」と通訳を介して話し、メジャーのマウンドでもアプローチを変えない姿勢を示したという。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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