ホークス黄金ルーキーの初陣近づく ドラ1高橋純平、実戦への道のり

ウエスタン・リーグ広島3連戦でデビューへ

 ゴールデンルーキーの初陣がいよいよ近づいてきた。昨秋のドラフト会議で3球団競合の末に、ソフトバンクに入団した高橋純平、19歳。今季新設された「HAWKSベースボールパーク筑後」のメイン球場「タマホームスタジアム筑後」で今週末、27日から行われるウエスタン・リーグ広島3連戦でのデビューが見込まれている。

 県立岐阜商業高出身。最速152キロのストレートを武器に、昨春のセンバツで甲子園に出場。エースとしてベスト8に導いた。だが、夏は左太もも裏の肉離れを負ったため、県予選に1試合登板したのみ。登板機会のなかった準決勝で敗退し、夏の聖地に立つことは出来なかった。

 それでも、プロ球団はその素質を高く評価した。今季ルーキーで活躍する今永昇太(駒大、DeNA)や高山俊(明大、阪神)、原樹理(東洋大、ヤクルト)らもいる中で、ソフトバンク、中日、そして、日本ハムが入札。15年ドラフト最多の競合だった。

 工藤公康監督(53)がクジを引き当て、ソフトバンクへと入団が決まると、背番号はその指揮官が現役時代に背負った「47」に。新入団会見では「左のイメージですけど、右のイメージに代える意気込みでいます。目標は高くていいと思うので」と高らかと宣言した。

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