支配下登録の周東、韋駄天で1軍アピールだ「やっとスタートが切れた」
昨季ウエスタントップ27盗塁 工藤監督「可能性は非常に高い」
ソフトバンクの周東佑京内野手が26日、支配下選手契約を結んだ。新しい背番号は「23」に決まった。
東農大オホーツクから17年育成ドラフト2位で入団して1年。念願の支配下登録を勝ち取った周東は「やっとプロとしてのスタートが切れました。(支配下決定の話を聞いた時は)うれしくてニヤケが止まりませんでした」と素直に喜びを表現した。
昨季はウエスタン・リーグトップの27盗塁をマークした。「ホークスの『23』といえば足が象徴。『23は周東』と全国の皆さんに覚えていただけるように。これからは支配下選手としての責任をもってやっていきたい」。会見後には「オープン戦に入ってから結果を出さなきゃと思っていましたが、全然打てなくて正直やばいと思っていました。今回が(支配下登録の)ラストチャンスと思っていたので本当によかったです」と本音を吐露した。
工藤公康監督は周東について「キャンプからずっとA組でやってきて紅白戦でも結果を出した。内野と外野も守ったし、足というところでコーチの評価も高くて、ぜひ支配下でという声もあった。足りないところはあるが、僕自身も可能性は非常に高いと思っている」と期待を込めて語った。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)