田中将大、4度目開幕投手で初勝利の権利 6回途中を6安打5奪三振2失点
味方打線が効果的に援護、4点リードでマウンド降りる
■ヤンキース – オリオールズ(日本時間29日・ニューヨーク)
ヤンキース田中将大投手が28日(日本時間29日)、本拠地での2019年開幕戦オリオールズ戦に先発し、5回2/3を投げて6安打5奪三振無四球2失点(自責1)で降板。6-2と4点リードで2番手につなぎ、今季初勝利の権利を手に入れた。
日本人メジャー投手最多となる4度目の開幕マウンドに上がった田中は、初回に2安打を許しながら無失点に抑えた。すると、その裏の攻撃で味方打線が奮起。ジャッジとスタントンがそれぞれ右前打で1死一、三塁と好機を作ると、続くボイトがバックスクリーンに先制3ランを運び、田中を援護した。
田中は2回先頭ルイーズとリッカードを2者連続で3球空振り三振に仕留め、メジャー通算800奪三振を記録。続くデービスも空振り三振に斬り、この回は3者連続空振り三振とした。3回も3者凡退とすると、その裏の攻撃で味方打線が1点を加え、4点リードに広げた。
4回のマウンドに戻った田中は、2死からマンシーニに三塁線へ打球を運ばれ、これを捕球した三塁アンドゥハーが一塁へ悪送球。2死二塁としたところで、ルイーズにセンター前に適時打を許し、1点を返される。
5回を3者凡退とすると、その裏に味方打線が我慢強さを見せる。オリオールズ先発キャッシュナーと2番手ライトから4四死球と犠飛で、無安打ながら2点を奪取。リードを5点に広げた。
ここまで66球を投げていた田中は、6回先頭マリンズを投ゴロに打ち取ったが、続くスミスJr.に右翼フェンス直撃のヒット。ビラーを一ゴロに打ち取ったが、2死二塁からマンシーニに中越え二塁打を許し、1点を返されたところで83球(56ストライク)でマウンドを下りた。
2番手オッタビーノが後続を打ち取り、田中は4度目の開幕戦で初勝利の権利を手に入れた。
(Full-Count編集部)