田中将大、4度目開幕投手で初勝利! 6回途中2失点&米通算800奪三振を記録
カーブを効果的に使った投球を披露、最速は150キロを計測
■ヤンキース 7-2 オリオールズ(日本時間29日・ニューヨーク)
ヤンキース田中将大投手が28日(日本時間29日)、本拠地での2019年開幕戦オリオールズ戦に先発し、今季初先発初勝利を飾った。5回2/3を投げて6安打5奪三振無四球2失点(自責1)。2回にはメジャー通算800奪三振を記録するなど、4度目の開幕マウンドでの初白星を演出。チームは7-2と快勝した。
日本人メジャー投手最多4度目の開幕投手を務めた30歳右腕。初回に2死から2連打されるも無失点とすると、その裏の攻撃で味方打線が援護。ジャッジ、スタントンが右前に連続ヒットを運ぶと、4番ボイトがバックスクリーンへ先制3ランを叩き込んだ。
2回に先頭ルイーズとリッカードを2者連続で3球空振り三振に仕留めた田中は、メジャー通算800奪三振をマーク。4点リードと広げた4回2死まで打者8人を連続凡退とした。
4回2死からマンシーニに三塁線へ打球を運ばれると、三塁アンドゥハーがうまく捕球したが一塁へ悪送球。続くルイーズにセンター前にタイムリーを許し、1点を返された。
だが、味方打線は5回に4四死球と犠飛で無安打ながら2点を追加し、マウンド上の田中をバックアップ。6回のマウンドに戻った右腕は、2死二塁からマンシーニに中前適時打を許したところで、83球(56ストライク)を投げて降板した。
この日の最速は、5回先頭デービスの打席で記録した93マイル(約150キロ)。快晴ながら試合開始時の気温は9度と低く、冷たい風が吹きすさぶ中での登板も、要所にカーブを織り交ぜる効果的なピッチングでオリオールズ打線を攻めた。
田中はこれまで3度の開幕戦登板は2度敗戦投手となり、1度は勝敗が付かなかった。危なげない安定した投球でチームを勝利へ導き、自らも初白星をマーク。チームにとっても田中にとっても、2019年は幸先のいいスタートを切ることに成功した。
(Full-Count編集部)