西武多和田、初の開幕投手も5回4失点「独特の雰囲気で自分の投球が…」

被安打10と試合を作れず「登板前のブルペンでは普通でしたが…」

■ソフトバンク – 西武（29日・ヤフオクドーム）

　西武・多和田真三郎投手が29日、ソフトバンクとの開幕戦（ヤフオクドーム）で先発し5回被安打10、4失点と試合を作れなかった。

　初回にいきなり無死一、二塁のピンチを背負ったが、デスパイネ、グラシアルと中軸の外国人バッターを連続三振に仕留め無失点で切り抜けた。しかし2回に松田宣に通算1500安打となる今季1号のメモリアルアーチを献上し先制を許すと、4回にはオープン戦打率1割台と低迷していた上林にタイムリーを浴びた。

　5回は制球が乱れ、2つの四球が絡み2失点。自身初めての開幕投手を務めたが、5回4失点と精彩を欠いた。

　多和田は「登板前のブルペンでは普通でしたが、実際にマウンドに上がったら開幕戦という独特の雰囲気で自分の投球ができなかった」と投球内容を振り返り、悔しさをにじませた。

（安藤かなみ / Kanami Ando）