広島緒方監督、8回無失点の大瀬良を称賛 「大地のピッチングに尽きる」
リーグ4連覇に向け好発進「明日からもまた頑張りたい」
■広島 5-0 巨人(29日・マツダスタジアム)
広島は29日、マツダスタジアムで行われた巨人戦に5-0で勝利した。初の開幕投手となった大瀬良が8回無失点と好投し、菅野との投手戦に投げ勝った。リーグ4連覇に向けて幸先のいいスタートに、緒方監督は「大地のピッチングに尽きる」と、エースを称賛した。
7回まで両チームの得点は3回の安部の本塁打の1点のみ。大瀬良は序盤から走者を背負ったが、決定打は許さず巨人に得点を許さなかった。緒方監督は「初回からランナーを背負ったが、粘り強く投げてくれた」と無失点を評価。
8回に無死一、二塁のピンチをしのいだ後、打線が巨人のリリーフ陣から貴重な追加点を奪った。指揮官は「8回のような投球を見せてくれれば、野手も一体になって攻撃することができる」と、開幕投手の投球が打線の奮起につながった。
FA移籍の経緯から因縁の対決となった開幕戦に勝利し、超満員となったスタンドからは大きな拍手が起こった。緒方監督は「初日からあれだけの大歓声の中で(勝利の)挨拶ができてよかった。明日からもまた頑張りたい」とファンに感謝し、4連覇に向けての開幕ダッシュを誓った。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)