3勝目の田中将大、敵地防御率リーグ1位 敵将脱帽「本当に素晴らしかった」
7回無失点の快投にレイズ指揮官「全ての球種が良くて見分けることが困難だった」
ヤンキース田中将大投手は、27日(日本時間28日)、敵地でのレイズ戦で7回2安打無失点と快投し、開幕から無傷の3勝目をマークした。敵地での防御率はリーグトップに浮上。敵将のケビン・キャッシュ監督も脱帽している。
田中は4回まで1人の走者も出さないパーフェクト投球。4イニングをわずか46球で投げきった。5回の先頭ピアースに初安打を許すも、後続を打ち取り無失点に抑えた。
味方打線が3点先制に成功した直後の6回は、2死から二塁打を許し、暴投で2死三塁とするも、ここも後続を打ち取り無失点。7回は再び3者凡退に締めくくり、82球の省エネ投球で降板。ヤンキースは4-1で勝利した。
ツーシームを主体に、スライダー、スプリットにもキレがあった。ヤンキースの試合を中継する地元テレビ局「YES」のコラムニスト、セス・ロスマン氏は自身のツイッターで、今季の田中の敵地での防御率が1.34となり、ア・リーグ1位となったことを報告している。
完全に打線が抑え込まれたレイズのキャッシュ監督は「タナカは今夜、本当に素晴らしかった。タフな相手であることは覚悟していた。ボールを低めに集めて、いい仕事をした。カットボール、スライダー、スプリット、速球、全ての球種が良くて見分けることが困難だった」と脱帽している。
田中はこれで開幕から10試合連続負けなし。防御率は2.89となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count