天候次第でダルビッシュのオールスター登板が可能に!?　レンジャーズ監督は「すべてのシナリオが存在する」

「降雨順延の場合、ダルビッシュの登板予定日もずらす」

　レンジャーズのダルビッシュ有投手が7月15日のオールスター戦に登板できる可能性が浮上した。地元紙ダラス・モーニングニュースが「結局ユウ　ダルビッシュはオールスター戦で登板可能になる」という見出しで報じている。

　ア・リーグの優勝候補から一転、現在借金10という危機的状況に瀕しているレンジャーズだが、ローテーション通りに推移した場合、ダルビッシュは13日のエンゼルス戦で先発予定。この場合、オールスターは中1日での登板となるために、ダルビッシュ自身もコンディションを崩す可能性の高い強行でのオールスター登板には消極的な姿勢を示していた。

　だが、特集によると、天気がレンジャーズのローテ計画を一変させる可能性があるという。ダルビッシュが先発予定の3日（日本時間4日）のオリオールズ戦は降水確率90％で、4日のメッツ戦は降水確率80％。ロン・ワシントン監督は「降雨順延の場合、ダルビッシュの登板予定日もそのままずらす」と語っている。

　3日のオリオールズ戦が中止の場合、ダルビッシュは4日のメッツ戦と9日のアストロズ戦で先発予定。この場合、13日のエンゼルス戦の登板がなくなり、オールスター戦まで中5日という最高のインターバルで臨むことが可能になる。また、もしも4日と5日の2試合が順延となれば、ダルビッシュは5日のメッツ戦と10日のエンゼルス戦にスライドし、この場合はオールスターまで中4日と通常のローテーション通りの休養を手にすることができるという。

「すべてのシナリオが存在する。シナリオに過ぎないので、どうなるかは分からない。試合ができるのなら、我々はプレーするだけ。様子を見守るしかないね」

　ワシントン監督はそう語っている。

　メジャーファンはもしかしたら、昨年サイ・ヤング賞候補2位に選出され、今季も8勝4敗で防御率2・42と崩壊状態の先発ローテーションで孤軍奮闘するエースの檜舞台でのピッチングを堪能できるかもしれない。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count