巨人、逆転負けで泥沼7連敗 21日まで首位も…ついに最下位と1ゲーム差に
今村が4回に一挙4失点で逆転許す、1週間前まで首位もあっという間に最下位目前
巨人は28日、本拠地で阪神に4-6で敗れ、泥沼の7連敗を喫した。打線は3回に相手のミスもあって2点を先制するも、その後は阪神先発・岩崎の前に沈黙。先発の今村は4回に一挙4点を失い、2敗目(2勝)を喫した。中日に勝った最下位ヤクルトとは1ゲーム差。1週間前の今月21日までは首位だったが、長いトンネルから抜け出せず、最下位転落が近づいている。
先制したのは巨人だった。3回、2死から坂本が四球を選ぶと、阪神先発・岩崎の暴投で二塁へ。ここでクルーズがニゴロも、北條の悪送球で坂本が生還した。さらに、2死二塁から長野がレフトへタイムリー。2点を奪った。
しかし、直後の4回に今村がつかまる。先頭の俊介に四球を与えると、福留を三振に仕留めた後、ゴメスにライトへのヒットを打たれて1死一、三塁。ここで原口にライト前へのタイムリーを浴びて1失点。さらに、続くヘイグにレフトへのタイムリーツーベースを打たれて同点とされると、新井にはライトへの2点タイムリーを浴び、2点を勝ち越された。
この回一挙4失点。原口から3連続タイムリーを打たれ、試合をひっくり返された。
打線は4回以降、岩崎に抑え込まれる。4回は3者凡退。5回は2死から坂本がツーベースも、クルーズが中飛に倒れると、6回は再び3者凡退に終わった。
7回、巨人は2死から大田のツーベース、重信の四球で一、二塁のチャンスを作る。ここで阪神は安藤にスイッチ。巨人は好調の坂本が打席に立ったが、初球を打って遊ゴロに倒れた。
8回は阪神の3番手・高橋から先頭クルーズが相手失策で出塁も、長野、村田、岡本がいずれも外野フライで3アウト。すると、9回、宮国が原口、ゴメスに2者連続ホームランを浴び、4点差とされた。
9回は阪神の4番手・藤川から2点を奪うも、4-6で敗戦。泥沼の7連敗となった。阪神は7回途中2失点と粘りの投球を見せた岩崎が今季初勝利となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count