遺恨は続く? 昨年併殺崩しのアットリーにメッツ右腕が危険球、一発退場に
前田の先発試合で退場劇、昨季プレーオフのスライディングへの報復か
前田健太投手が先発したニューヨークでのメッツ-ドジャースの試合で、衝撃的な退場劇があった。
0-0で迎えた3回1死走者なしの場面。ドジャースのチェイス・アットリーがこの日2度目の打席へ。メッツ先発のノア・シンダーガードが投じた99マイル(約159キロ)の初球が、アットリーの背中の後ろを通過した。球審はシンダーガードが故意に危険なボールを投げたと判断し、退場を宣告。この判定に猛抗議したコリンズ監督も退場となった。
アットリーは昨年のプレーオフ地区シリーズで、併殺崩しの危険なスライディングをして遊撃手のテハダと激しく衝突。テハダは右足骨折の大怪我を負った。
メジャーでは今季から二塁上での激しいスライディングが禁止に。アットリーのスライディングで議論が加速したことから、通称で「アットリールール」とも呼ばれている。シンダーガードの一球は昨年のプレーへの報復行為と見なされた模様で、遺恨は続きそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count