圧巻の”リアル二刀流” 「6番・投手」の日ハム大谷、161キロ&猛打賞1打点
投手で豪速球&打者で”猛打賞”をマーク、3勝目の権利持って交代
日本ハムの大谷翔平投手が29日の楽天戦(コボスタ宮城)で指名打者制を使わずに「6番・投手」で先発し、投打で圧巻の活躍を見せた。投手として最速161キロの直球を武器に7回4安打1失点6奪三振と快投し、打者としては5打数3安打の”猛打賞”で1打点2得点をマーク。3勝目の権利を持って交代した。
大谷は立ち上がりから快投。すると、打撃では6点リードの5回先頭、2番手・福山から一、二塁間を鋭く破る右前安打。4月27日の楽天戦(札幌ドーム)から続く野手出場時の連続試合安打を自己最長の「11」に伸ばすと、レアードの2ランで生還した。
6回は1死一塁で右前打を放ち、その後、大野のタイムリーで生還。さらに、リードが10点に開いた7回は2死一、二塁で西宮の外角低めへのスライダーをしぶとくセンター前に運ぶ。3本目のヒットはタイムリーとなった。
投球では7回まで4安打1失点と好投。6回2死一、二塁で途中出場の楽天ドラ1オコエを三ゴロに仕留めたボール、そして7回2死一、二塁で足立を空振り三振に切って取った直球は、161キロを計測した。足立の空振り三振は、直前のボールも160キロだった。
この回限りで降板。12-1と大量リードで、8回からは2番手・斎藤佑にマウンドを託した。大谷が”リアル二刀流”としてチームへの貢献を続けている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count