161キロ&猛打賞、日ハム大谷が二刀流で3勝目「打って投げて貢献したい」
投打で圧巻の活躍、「大量援護だったので、ゆっくりマウンドにいって投げられた」
日本ハムの大谷翔平投手が29日の楽天戦(コボスタ宮城)で指名打者制を使わずに「6番・投手」で先発した。投手としては最速161キロの直球を武器に7回4安打1失点6奪三振と快投し3勝目(4敗)。打者としては5打数3安打の”猛打賞”で1打点2得点をマークと、”リアル二刀流”で圧巻の活躍を見せた。
大谷は立ち上がりから快投。打線も2回までに7得点と大量援護した。すると、大谷は打者として5回先頭で右前安打。野手出場時の連続試合安打を自己最長の「11」に伸ばした。6回は1死一塁で右前打を放つと、10点リードの7回2死一、二塁では西宮の外角低めへのスライダーをセンター前へ。3本目のヒットはタイムリーとなった。
投球では6回2死一、二塁で途中出場の楽天ドラ1オコエを161キロで三ゴロ。さらに、7回2死一、二塁でも161キロで足立を空振り三振に切って取るなど、豪速球で楽天打線を圧倒し、103球を投げ切った。
チームは12-3で大勝。圧巻の活躍を見せた二刀流右腕は、試合後のヒーローインタビューで「大量援護だったので、リズムよく行きたいなと思っていたんですど、すごくいいテンポでいったというわけではなかったんですけど、本当に守備であったりとか、すごくいいリズムで行けたかなと思います」と話した。
打撃好調については「たまたまですね」と言いつつ、「1打席1打席良いスイングをしようと思っているので、それが結果的にいいのかなと思います」と笑顔。DH制のあるパ・リーグで打席にも立ったのは初となったが、「本当に大量援護だったので、ゆっくりマウンドにいって投げることができました」と振り返った。
「連勝できたのでそれが一番うれしいなと思います」とチームの勝利を喜んだ大谷は、今後へ向けて「打って投げてしっかり貢献できるように頑張りたいと思います」と誓っていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count