西武森、山川の四死球直後に怒涛の4打点! 「気持ちが入ります」

4打点と勝利に貢献した西武・森友哉【写真:荒川祐史】
4打点と勝利に貢献した西武・森友哉【写真:荒川祐史】

シーズン初勝利に導くタイムリー2本「勢いに乗ることができれば」

■西武 7-4 ロッテ(2日・メットライフ)

 西武・森が4打点をあげる活躍でチームをシーズン初勝利に導いた。2日のロッテ戦(メットライフ)に「5番・捕手」として先発出場。「ホームでの初戦。やりやすいというか、緊張した」と振り返ったが、打線の核として存分に存在感を示した。

 5回無死満塁の場面では「チャンスだったので積極的に行った」とライトへの2点タイムリーを放つと、ロッテに2点を返された直後の6回、再びチャンスでレフトへの痛烈な二塁打で2点を追加した。ランナー源田がホームを踏む姿を見届けると、森はセカンドベース上で大きくガッツポーズ。「点を取られた後だったので、嬉しかった」と笑顔がはじけた。

 2本のタイムリーはいずれも前を打つ山川がフォアボールかデッドボールで出塁した後の打席だった。昨年の本塁打王・山川を相手バッテリーも警戒。後ろを打つ森は「なんとか食らいついていきたい。(打席では)気持ちが入りますね」と気合を入れ直し、勝利を決定づける適時打に繋げた。

 守っては来日初先発のニールとバッテリーを組み、6回途中2失点と試合を作る好リード。ニールの打たせて取る本来のピッチングを引き出し、開幕から3連敗だったチームに勢いをもたらした。チームはこの日が今シーズン初勝利。「勢いに乗ることができればいいかなと思います」と話した森。若き司令塔が、チームを勝利に導く。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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