辛口NYメディア、田中将大を称賛も…守護神乱調を嘆く「チャップマンが無駄に」
6回2/3を8安打7奪三振無四球1失点も守護神チャップマンが打たれ敗戦
■タイガース 3-1 ヤンキース(日本時間3日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は2日(日本時間3日)、本拠地タイガース戦に先発し、6回2/3を8安打7奪三振無四球1失点(自責1)と好投。辛口な地元ニューヨークの各メディアがそのピッチングを称賛した一方、守護神アロルディス・チャップマン投手が打たれて敗れたことを「タナカの素晴らしい投球を無駄にした」と嘆いている。
「ニューヨーク・ポスト」は「マサヒロ・タナカは6回2/3の投球のほとんどの場面で素晴らしかったものの、6回2アウトからの2者連続二塁打で、タイガースに1点を許し、試合を同点にしてしまった」と言及。好投を称賛しながらも、打球が一塁ベースに当たる不運な二塁打でピンチを招き、続くヒックスに適時二塁打を浴びた場面を振り返っている。
また、「ニューヨーク・デイリーニュース」は「アロルディス・チャップマンがマサヒロ・タナカによる素晴らしい先発登板を無駄にしてしまい、人手不足のヤンキースがタイガースに3-1で敗れる」との見出しでレポート。「エースとして登板したタナカは火曜日の夜に素晴らしい投球をした」と、ルイス・セベリーノ投手が故障離脱中のヤンキースで好投を続ける日本人右腕を称賛した。
さらに、「タナカ・タイム」との小見出しで伝えたのはニューヨークのお隣、ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」だ。「2回連続の先発登板で、タナカは最高だった。彼は持ち球4種をうまく制球し、かつ織り交ぜていた。彼は試合終盤の為に球速を抑え、7回に94マイル(約151キロ)を記録していた」と投球内容を称賛するとともに、守護神チャップマンが打たれて敗れたことを嘆いている。
ヤンキースは開幕前から離脱しているエースのセベリーノ、グレゴリアスらに加えて、スタントン、アンドゥハーまで離脱する緊急事態。この日は惜しくも勝利に結びつかなかったが、“エース”の田中には好投を続けてヤンキースを救うことが求められている。
(Full-Count編集部)