26歳定年制導入の昨年はNPBドラフトに6人指名 13年目を迎えたBCリーグ
2地区11球団体制に、日本で2番目の独立リーグが歩んできた道のり
2007年に始まった日本で2番目のプロ野球独立リーグ「BC(ベースボール・チャレンジング)リーグ」は今年、13年目のシーズンを迎える。
2004年の球界再編の際に、新球団設立に名乗りを上げた新潟県の事業家が、2006年運営会社の株式会社ジャパン・ベースボール・マーケティングを設立。社長の村山哲二氏が現在まで経営を続けている。四国アイランドリーグを立ち上げた石毛宏典氏も参画し、2007年からペナントレースがスタートした。
設立当時は、新潟アルビレックス、富山サンダーバーズ、信濃グランセローズ、石川ミリオンスターズの4球団。以後、エクスパンションによって、現在は2地区、11球団体制になっている。
2019年ルートインBCリーグ(/は設立年)
○東地区 6球団
新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ/2007年
群馬ダイヤモンドペガサス/2008年
福島レッドホープス/2015年
埼玉武蔵ヒートベアーズ/2015年
栃木ゴールデンブレーブス/2017年
茨城アストロプラネッツ/2019年
○西地区 5球団
石川ミリオンスターズ/2007年
富山GRNサンダーバーズ/2007年
信濃グランセローズ/2007年
福井ミラクルエレファンツ/2008年
滋賀ユナイテッドベースボールクラブ/2017年
今季、茨城アストロプラネッツが新規に参加。本来、プロ野球チームは偶数のほうが望ましいとされる。奇数では試合のないチームができるからだ。しかしルートインBCリーグは、巨人3軍と交流戦を行い、これも公式戦に組み入れているので、大きな問題はないと判断された。
茨城は2018年に準加盟し、1年の準備期間を経て今季から参加。この11球団以外に静岡球団が2019年から準加盟球団になり、2020年からのリーグ戦参加を目指している。