田中将大、6回2失点も今季初黒星 Aロッド反省「打線が仕事果たせてない」

本人は「粘り強く投げられた」と収穫も…援護なく地元紙「タナカは接戦にしたが…」

 1日(日本時間2日)に敵地でのブルージェイズ戦に先発したヤンキース田中将大投手は、6回2失点(自責1)の力投をしながら、今季初黒星を喫した。地元紙「ニューデイ」電子版は、記事の「ハイライト」として「マサヒロ・タナカは6回まで接戦にしたがブルペンが崩壊」と、田中の健闘空しく敗れた様子を伝えた。

 この日の田中はボールが高めに浮く場面が多く、強打のブルージェイズ打線を相手に、毎回走者を背負った。序盤から得点圏に走者を置く場面もあったが、なんとか無失点で切り抜けるも、5回にドナルドソンの適時打で1失点。さらに、6回には中堅エルスバリーが簡単なフライを落球。これをきっかけに1点を失った。

 痛恨のエラーを犯したエルスバリーは「ただ捕球できなかっただけ。打球が直前に左へ曲がったが、それに対応できなかった」と失点の責任を背負った。

 3試合連続でクオリティスタート(QS、6回以上を投げて自責点3以下)だった田中は、試合後に地元メディアの囲み取材に応じ、「調子はよくなかったですけど、その中でしっかりと粘って(投げられた)。そこが自分の持ち味。我慢しながら粘り強く投げられたことがよかったんじゃないかと思います」と、この日の登板を振り返り、収穫を語った。

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