ロッテ清田、逆転丼呼ぶ一発 20戦ぶり2ランに「監督のために打ててよかった」
5月7日以来の本塁打、伊東監督も安堵「弾みがついてくれれば」
ロッテは先発全員の今季最多19安打で13得点。そして今季18度目の逆転。起爆剤は調子が上がらず悩む清田育宏外野手の一発だった。
2日の広島戦(QVCマリン)。清田は2点を追う2回、高濱の同点適時打に続いて、広島の先発九里から左翼席へ5月7日以来20試合ぶりの5号勝ち越し2ラン。「我慢して使ってくれた監督のためにも打ててよかった」とお立ち台でしみじみ語った。
立花打撃コーチから「トップから最短距離にバットを出すことだけ考えろ」と言われ、頭をシンプルにして、初回に左前へ運ぶと、2回は九里のシュートを完璧にとらえた。「彼(清田)が打ってくれないことには打線が機能しない。弾みがついてくれれば」と伊東監督も胸をなでおろした。
5月26日の日本ハム戦で今季17度目の逆転勝ち。翌日から新メニュー「逆転丼」の登場が発表された。逆転したイニング終了の10分後から球場で発売されるスペシャル天丼で、点差によってプラスアルファがあり、この日は2点から逆転したので、とり天2個増量となった。
清田も「ランナーがいる場面で打てたのは久しぶり。これで逆転丼ですね。待たせてしまったので、皆に食べて欲しい」と試合中にコメントしていたが、6試合目でようやく販売が実現した逆転丼は限定50杯を完売。ファンにとっても嬉しいアーチになった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count