初勝利のマイコラス、“強気”で内角を攻めて3死球「僕の投げたい場所はそこ」
6回5安打3失点3奪三振1四球で今季初勝利、3死球は「想定できるリスク」
■カージナルス 4-3 ドジャース(日本時間9日・セントルイス)
カージナルスのマイルズ・マイコラス投手が8日(日本時間9日)、本拠地ドジャース戦で今季3度目の先発マウンドに上がり、6回5安打3失点3奪三振1四球で今季初勝利を挙げた。地元テレビ局「FOXスポーツ・ミッドウェスト」は公式ツイッターで、マイコラスがメディアの取材に応じる様子を動画で公開。この日与えた3死球は「故意ではない」として、「内角を攻めることはやめない」と話している。
初回、先頭打者のピーダーソンにいきなり死球を与えたマイコラス。5回1死でもマーティンに死球を与え、テイラーの中飛を挟み、再びピーダーソンに当てた。いずれも失点につながる形となった。
3死球についてマイコラスは、地元メディアに「NPBでプレーした最後の年(2017年)に僕は死球数がトップだった。プレート付近に構える打者が多かったからね。それに、(その死球の)いずれも故意でないというのは分かるものだから。だけど、打者がプレート付近に立っていても内角を攻めたいのだから、想定できるリスクなんじゃないかな」と語っている。2017年、巨人に所属していたマイコラスは11死球でセ・リーグ単独1位だった。「確かに何人かに当ててしまって、出塁させてしまったけど、そのせいで内角をドンドン攻めることをやめたりはしなかったよ。僕の投げたい場所はそこなんだからね」と今後も内角攻めは止めないという。
米スポーツ専門局「ジ・アスレチックス」でカージナルスをカバーするマーク・サクソン記者は、自身のツイッターで「死球となった3人のドジャースの打者への投球から判断するに、マイルズ・マイコラスの今夜の内角攻めは明らかに故意のように思える」と投稿。マイコラスが強気に攻めたことを強調している。
昨季18勝で最多勝に輝いたマイコラス。今季は3戦目でようやく初勝利を手にした。今後も内角を攻める強気の姿勢は崩さないようだ。
(Full-Count編集部)