広島・黒田、3者連続被弾悔やむ 柳田には「勝負にいった球を打たれた」
4戦連続勝ち星なし
3日のソフトバンク戦に先発した広島の黒田博樹投手が、3回に3者連続本塁打を許すなど、日本球界復帰後、自身ワーストとなる4本塁打を浴びて3敗目を喫した。日米通算200勝まであと3勝と迫っている黒田だが、4月30日以降、4試合連続で勝ち星から遠ざかることになった。
7回を投げて被安打8で5失点。立ち上がりに城所に先制のソロ本塁打を許すと、3回には柳田、内川、松田のクリーンアップに3者連続本塁打を打たれた。
黒田は「(ホームランは)3本とも甘かった。柳田に関しては、勝負にいった球を打たれた。今日は変化球のキレが良くなかった。あの3本は、流れ的にはね」と悔やんだ。
3、4月に4勝と、好調なスタートを切ったが、5月は登録抹消もあり、未勝利に終わった。「状態はいつもと変わらないですけど……」。日米通算200勝を目前にして続く足踏みに、黒田の口調は最後まで重かった。
【了】
大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo