日本ハム、2戦連続延長の激闘制す 延長11回に王が決勝打 鷹は継投に失敗
鷹は上林がレーザービームで一度は勝ち越し阻止も…
■日本ハム 3-2 ソフトバンク(10日・ヤフオクドーム)
日本ハムが2試合連続で延長にもつれ込む接戦を制し、連敗を2で止めた。10日、本拠地ヤフオクドームでの日本ハム戦。2-2の同点で迎えた延長11回2死一、二塁で王柏融が右前へ決勝打を放った。
先制したのは日本ハム。6回1死から西川が右前への安打を放って出塁すると、続く大田が左翼ポール際への先制2ラン。ソフトバンク先発の大竹が投じたスライダーを逃さず、今季48打席目で放った初アーチとなった。
ソフトバンクもすぐに反撃。その裏、先頭の釜元が左前安打で出塁すると、1死三塁となって、打席には今宮。今季ここまで好調の今宮が日本ハム先発のロドリゲスから左中間スタンドへの5号2ランをはなって同点に。試合を振り出しに戻した。
ソフトバンク先発の大竹は7回を投げて4安打2失点、日本ハム先発のロドリゲスも6回4安打2失点と共に好投。それぞれの救援陣も好リリーフを見せ、試合は同点のまま、9回が終わり、2試合連続の延長戦へと突入した。
決着がついたのは11回。日本ハムは先頭の西川が四球で出塁すると、続く大田は三遊間への痛烈なゴロ。松田がこれをダイビングキャッチしたものの、膝立ちのまま懸命に投げた二塁への送球は中途半端なバウンドに。二塁の牧原が止めることができずに外野に転がる間に西川は三塁へと進んだ。
続く近藤は右飛を放ったが、ソフトバンクの右翼・上林のレーザービームにより、西川が刺されて犠飛とならず。だが、中田が四球でつなぎ、王柏融が松田遼から右前へ勝ち越しの適時打を放ち、リードを奪うと、最後は玉井、公文で締めて逃げ切った。
ソフトバンクは継投が失敗。延長11回無死一、三塁で嘉弥真が近藤を右飛に仕留め、上林がレーザービームで勝ち越しを阻止。ここでベンチは松田遼へスイッチしたが、これが裏目に。中田に四球を与えると、王柏融に決勝打を許した。