前田健太、自己最多107球の力投で7回途中2失点 5勝目の権利持って降板
2失点も味方打線が3発の援護射撃、大きな拍手を浴びて降板
今季5勝目を目指すドジャース前田健太投手が、3日(日本時間4日)本拠地でのブレーブス戦に登板し、7回途中まで6安打5奪三振2四球で2失点(自責2)。勝利投手の権利を持って降板した。
前回メッツ戦で右手に打球が直撃した影響で、当初2日カブス戦での登板予定だったが、念のために1日おいたブレーブス戦で先発した。初回は2死から3番フリーマンを歩かせると、続くガルシアの左翼への安打で1点を先制される。2回は先頭フラワーズに10球目速球をライト前へ運ばれると、1死二塁から2連打で1失点。ブレーブスに2点のリードを許した。
だが、前田は球数がかさみながらも、ここから調子を立て直し。3回を3者凡退に仕留めると、4回には1死一塁から美技を披露。送りバントを試みた相手先発テヘランの打球がフワリと浮いたところで、前進ダッシュで捕球して投手フライとすると、すかさず一塁へ送球して一塁走者を刺す併殺プレーを完成させた。
3回から力投する前田に応えるかのように、味方打線が4回にシーガー、5回にトンプソンのソロ弾で同点に追いつく。前田が6回を15球で3者凡退に締めくくると、直後にシーガーがこの日2本目となる11号ソロを放ち、勝ち越しに成功した。
1点リードの7回に再びマウンドへ戻った前田は、先頭で迎えた代打スナイダーを2球で三塁ゴロに打ち取ったところで降板。打球が当たった右手の影響が心配されたが、それを払拭する7回途中を6安打2失点、今季最多107球(69ストライク)の力投を披露し、本拠地のファンから大きな拍手を浴びた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count