羽生市も西武のフレンドリーシティに 「連携協力に関する基本協定」を締結
埼玉県内37市町目のフレンドリーシティに、羽生市出身の渡邉も歓迎
西武は11日、羽生市と「L-FRIENDS(エルフレンズ)」の一環である「連携協力に関する基本協定」を締結したと発表した。L-FRIENDSは地域コミュニティ活動の総称で、地域、ファン、選手、スタッフがひとつの仲間としてつながり、未来に夢をつないでいくということを目的に「野球振興」「こども支援」「地域活性」の3つの柱を中心に西武が積極的に取り組んでいる。
この締結により、羽生市は、西武ライオンズのフレンドリーシティ(株式会社西武ライオンズと連携協力に関する基本協定を締結している市町)に。羽生市と西武が持つ資源を有効に活用し、協働して事業に取り組むことを通じて、地域社会の発展や市民福祉の向上などに寄与することを目的に行う。西武は2015年3月に県内の自治体と締結を開始し、これで37市町目となる。
河田晃明(かわた・こうめい)羽生市長、株式会社西武ライオンズの居郷肇(いごう・はじめ)代表取締役社長、羽生市出身の渡邉勇太朗投手のコメントは以下の通り。
河田羽生市長
「本市では子どもたちがスポーツに対する意欲を高めながら競技力の向上を図れるよう事業を展開しており、今回の協定はその実現の後押しとして大変有意義なものになると期待をしております。また、本市出身の渡邊 勇太朗投手が入団されたことも相まって、プロスポーツが市民、特にお子さんにとって身近に感じられる貴重な機会になることでしょう。今後も市民に多くの笑顔と健康を提供できるよう、西武ライオンズさまと手を取り合いながら、「誰もが幸せを感じる、住み続けたいまち 羽生」を実現してまいります」とコメント。
西武・居郷代表取締役社長
「スポーツ振興、青少年の健全育成、地域振興というフレンドリーシティの3つの主な柱で羽生市と関係性を強めてまいります。
具体的な活動内容といたしましては、ライオンズのOBが羽生市の小学校に訪問して交流を深めたり、野球教室などを予定しています。また、球団マスコットのレオ・ライナ、公式パフォーマー・ブルーレジェンズが幼稚園・保育園などを訪問して一緒に体を動かしたり、高齢者施設で一緒にリアル野球盤を楽しむなど、羽生市全体の活性化にご協力できればと考えております。また羽生市の小・中学生を今シーズンのメットライフドームで行われる埼玉西武ライオンズの公式戦にご招待させていただきます。ぜひたくさんの羽生市民のみなさまにメットライフドームに遊びにきていただき、埼玉西武ライオンズへご声援をいただければと願っております。また、羽生市出身の未来のエース候補・渡邉 勇太朗投手へも応援をいただければ幸いです」
渡邉投手
「入団した年に、僕の出身地の羽生市がフレンドリーシティになったということで、すごく縁を感じますし、とてもうれしいです。これによって羽生市の皆さまにとって、西武ライオンズがすごく身近になったのではないかと思います。活躍する姿を羽生市の皆さまに一日でも早くお見せできるように頑張りますので、ぜひ、市民の皆さまには球場に足を運んでいただき、応援をよろしくお願いします」
フレンドリーシティとの活動内容では、具体的な協働事業の項目として「スポーツ振興に関すること」「青少年の健全育成に関すること」「地域振興に関すること」の3つを掲げている西武。「スポーツ振興に関すること」では、体を動かすことの楽しさや、スポーツの魅力を1人でも多くの人に実感してもらうことを目的に、学校における授業支援や、野球型スポーツイベントを実施していく。
「青少年の健全育成に関すること」では、小学校・中学校での招待券の配布や、幼稚園や保育園での球団マスコットと園児との交流を行い、「地域振興に関すること」では、市の施策や広報などにおけるライオンズの商標・肖像の活用や、各催しへの球団マスコット、公式パフォーマー(ブルーレジェンズ)の派遣、メットライフドームで行われるフレンドリーシティ感謝デーでのPR出展を予定しているという。
(Full-Count編集部)