「2点を救った」超美技 イチローのヒット掴みとったラガレスは負傷交代
ヒット性のライナーをダイビングキャッチ、メッツを逆転勝利に導く
マーリンズのイチロー外野手は4日(日本時間5日)、本拠地でのメッツ戦に代打で出場し、中直に倒れた。1点リードの6回2死二、三塁の好機で痛烈なライナーを放つも、相手の超美技でヒットにならず。その後、マーリンズは逆転されて敗れた。メッツにとっては勝利を手繰り寄せるビッグプレーとなったが、イチローのヒットを掴みとったラガレスはその代償で左手親指を痛め、負傷交代している。
マーリンズの本拠地マーリンズパークがため息に包まれた。6回。1点を勝ち越し、なおも2死二、三塁のチャンス。ここでイチローが代打で登場。球場内から「イチローコール」も起こる中、2ボール1ストライクから、中継ぎ左腕ブレビンスのカーブを捉えた。
ヒット性のライナーが左中間へ飛ぶ。イチローの勝負強い打撃でマーリンズに追加点――と誰もが確信したが、ラガレスがダイビングして打球に食らいつく。そして、地面スレスレで見事にキャッチ。地元テレビ局の実況は「2点を救った」と絶賛した。